より多くの歯を
残すための矯正治療 ORTHODONTICS
矯正治療のイメージは「お口元の見た目を改善」させる治療であると考える方が多いのではないでしょうか? もちろん見た目は重要ではありますが、機能的な改善も達成する必要があると私たちは考えています。そこで、「矯正用アンカースクリュー」や「矯正用アンカープレート」を使用することによって、見た目と機能性の両立を目指しています。
特に大人の矯正治療では、歯を抜いてスペースを作る方法がよく知られていますが、この方法には「治療後に口元が下がりすぎる」可能性があります。本来であれば、歯を抜かずに治療を行うべきところを、歯科医師の知識や技術不足により、歯並びと顔の不調和が生じるケースがあります。
だからこそ当院では、「矯正用アンカースクリュー」や「矯正用アンカープレート」を使用し、歯を抜いてスペースを作るのではなく、歯を後ろに動かして並べていく方法に注力しています。
また、物を噛む時に下顎は上下以外にも、右左に回りながら動いています。上顎と下顎の犬歯が最後までぶつかることによって、下顎の方向づけに働くというのが、“犬歯ガイド”です。この犬歯ガイドが、奥歯を過剰な力から守るということに役に立っているからこそ、容易に犬歯を抜くべきではないと考えております。
一本一本の歯はそれぞれの役割があるからこそ、安易に抜くべきではありません。同時に、患者さんが中年期以降に歯を失ってきてから「歯医者で治療しよう」と思っても、周りに歯が並んでいなければ、ブリッジやインプラント、差し歯にすることすらも難しくなります。それゆえに、口内にある問題を解消して、より多くの歯を残すために矯正治療をご提案しています。
なぜ矯正治療を行うと
歯を失うリスクが減るのか?
歯を失う理由の第一位が歯周病であることは、一般にも認知されてきていますが、その歯周病の原因が噛み合わせのずれにあることは、ご存じでしょうか?噛み合わせのずれによって、一部の歯に過剰な力がかかることで歯周病を発症し、およそ40代~50代で抜歯を強いられるリスクが高くなります。
そういった問題を回避するためにも、矯正治療では全ての歯に対しての負担が均等にかかることを大事にしております。
宮崎台やすい矯正歯科クリニックでは、メンテナンス後も噛み合わせの管理を続ける「咬合管理システム」により、9割程度の患者さんの歯を長持ちさせています。しかし、メンテナンス後の噛み合わせの管理も、矯正歯科が主体となって行うことが重要だと考えています。一度作り上げた噛み合わせを維持するために、定期的に歯科医院で管理を行い、さらには歯並びの変化を早期発見し、処置するのが、当院の「咬合管理プログラム」です。
おおよそ18歳以降の患者さんには5年ごとに「リコールはがき」をお届けし、メインテナンス率を維持することを目標に実施しております。患者さんが長期的に歯を維持できるように、最後まで責任をもってサポートをさせていただきます。
歯並びが悪いままだと、
こんなデメリットがあります
- 虫歯や歯周病の発症リスクが高くなる
- 口臭が発生する原因になる
- 噛みやすい方の歯列を多用することで、顔貌が歪む
- 顎の関節に負担がかかり、顎関節症の原因になる
- 食べ物をしっかりと
噛み砕けない - ハッキリと発音ができない
- 消化器官への負担が増える
Merit 矯正治療を行うことによって
得られるメリット
正しく矯正治療を行うことにより、上記のようなデメリットを解消できれば、より長く健康な歯を維持できることにつながることは、ご理解いただけると思います。その他にも、発音がハッキリとできることで、子供時代に言葉をスムーズに習得できたり、大人になってからでも外国語の発音が習得しやすかったりといったメリットも存在します。
職業によっては歯並びが良くなければ採用されないケースもあり、今後はさらに矯正治療のハードルが低くなっていくでしょう。
当院では、矯正治療を通じて患者さんの歯の健康を生涯にわたって保つお手伝いをさせていただくと同時に、QOLの向上にもつなげてきたいと考えております。大人の方がご自身のために歯並びを整えるのはもちろん、お子さんが将来歯並びで困らないようにしたいという方にも、私たちの矯正治療をご活用いただければ幸いです。